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こんにちは！まだまだ残暑厳しくお体ご自愛ください。今回は、久々ですが以前は結構多かったダイハツラジエーター電動の過熱による故障について書いてみたいと思います。お盆休み中にエンジンルームから煙が出ているので見て欲しいという事で、お客様宅まで駆け付けるとボンネットが開いていて、ラジエーター付近から水蒸気が上がっていました。これは、ラジエーターの水漏れだともいましたが、サブタンクから噴き出している様なので、オーバーヒートだなと判断し、少し状況を聞きいている間に冷まして様子を見て代車を置いて引き取って来ました。洗車所に車を移動して、点検したところ電動ファンの音がしない・・・？
因みにこの個体の車両は２００７年製で２０万キロ走ってますので、何が起きても不思議では無かったんですが、この頃に多かったファンモータだなと思いながら隙間からファンを見たらズッコケてます。「ズッコケ」て方言なのかな・・・？
まああるあるの故障です。
通常では、考えられない位モータが加熱して溶断してファンシェラウドから脱落しファンも脱落します。添付画像が熱により溶けてファンが外れシェラウドに固定されていたモータの3本のネジ時の所が熱で溶けて外れた画像です。近くに可燃物が無いから車両火災にはなりませんが、燃料ラインが近くに有ったら大変な事に成った事でしょう。そうなるとリコール案件ですね。
過熱によりファンが脱落したラジエーターファンモーター
もう古いので、保証延長も終わってますが、数年前まで保証延長の対象パーツでした。
おそらくデンソー製のモーターに多いので、交換する時には、他の物（メーカー）に交換する様に指示が出ますから。Bタイプにしてと成ります。じゃ何がBタイプなのかは、ここから簡単に記載します。
簡単に見極める（でも狭くて見えないんです）ならファンを抑えているネジが3本タイプAタイプと呼びデンソー製です。他のタイプは、ファンのセンターを1個のナットで止めています。これをBタイプと呼んでいます。補修品の供給部品は、Bタイプしか選べません。要するにデンソー製は供給されていないんです。
後、もう一つ見極める方法は、ラジエーターを上から見た時にファンシェラウド左側の所に識別マークが白いペイントで有ります。
Aタイプは、F G以外の刻印（おそらくD）でファンを止めているボルトが3本です。
Bタイプは、F またはGのマークでファンを止めているセンターにあるナットタイプで1個です。
下記参考資料
ダイハツ、ファンモーター識別。残念ですが止めているネジが簡単に見えません。
この様になった場合の修理は、ラジエーターシェラウドとモータAｓｓｙ’交換で部品代￥２３，０００円です。
作業も大変で、バンパーは元よりコアアッパーサポートまで外しますので工賃もそれなりに成ります。
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