元号改正『令和』おめでとうございます!
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今回はのお話は、当社でレストア販売したZ31の1986年モデルのメンティナンスでの事を書きます。
お客様からの依頼で、キャリパーのシールキット交換とロアーボールジョイント交換でした。
ジョイントは簡単に交換できたのですが、キャリパーオーバーホールのシールキット交換で、貴重な体験しました。
どんなことかと言うと、ブレーキの踏み代が出ないという事です。最初は、エアー抜きが上手くいかないのかなと色々試しながら作業しましたが、どうにも改善しないんです。負圧を使うエア抜き機械も使いました。勿論マスターのエア抜きも行いました。もともとキャリパー外すのにブレーキホースを圧着してオイルがラインから垂れない様に作業もしました。キャリパーシールは、リヤは純正品でしたが、フロントは製廃に成っていたので、お客様が持ち込んだ部品でした。シールキットの組替も何度もやり直しても改善しません。マスターインナーキットも交換しました。ダメもとでAssyでも交換しました。
最後にブレーキホースを一輪ずつ止めて様子を見るとフロントが駄目の様です。
最後は、ピストンの戻りが大きい?要は油圧が無くなる一緒に戻ってしまう様です。色々な知人のメカニックに相談して、ブレーキを焼いて(熱をかける)みては、という事で一発目は入ってしまうので怖いのですが、その後は多少効く踏み代出るので、安全な所でブレーキ焼きを行いました。
そうすると結構良くなってきました。その後は、ただひたすら止まっている状態でブレーキ踏みっぱなしに1時間していたら。正常になりました。旧車ののパーツで何時製造されたか分からないシールキットは、平年劣化していたのかもしれません。
元々私もディーラで昔は車検の度にシールキット交換していて時々踏み代が出にくいことが有りました。そこ頃はバックで急ブレーキ掛けたりして徐々に踏み代が出て来た事が有りましたが今回みたいに時間が掛かったのは初めてでした。ブレーキオイルは7~8リッターも使いマスターインアーキット無駄にして大変でした。
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